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豆品

豆渣(おから)はゴミじゃない! グリーン企業が生み出すエコ製品

Brand Museum ガイド

豆製品店に行くたびに豆乳を一杯飲み、豆腐花(ダウフーファー、なめらかな豆腐のデザート)を一椀いただく。しかしその裏で残されるのは、役に立たないものと見なされてきた豆渣(おから)です。実はおからは栄養価も可塑性もとても高く、多くのグリーン企業が思いもよらない製品を数々開発しているのです!

グリーン企業とは、持続可能な発展を目標に掲げ、環境への利益を日々の事業運営と経営に組み込んでいる会社を指します。グリーン経営の三大指標は次のとおりです。グリーンな環境――地球の生態系のバランスを守ること。グリーンな製品――消費する資源を最小限にし、回収・再利用できる資源でつくられた製品であること。グリーンな生産方式――生産の過程で環境を汚染しないこと。

現在、香港の環境関連産業の大部分は中小企業です。その中には、おからが捨てられていく凄まじい実態を目の当たりにし、数年がかりの試行錯誤の末に、ようやくおから製品の開発に成功した創業者たちがいます。

たとえばオーガニック食料品店や菓子店などが開発した「おから月餅」。実は大豆のたんぱく質と食物繊維を最も多く残しているのはおからで、腸のぜん動を促し、血中コレステロール値を下げる働きがあります。高脂肪・高糖分の伝統的な月餅に比べれば、おから月餅は確かにヘルシーです。価格は伝統的な月餅とほぼ同じですが、おからで月餅をつくる工程は複雑で、おからを細かく挽いて焼き上げるだけでなく、その乾き具合・湿り具合に応じて調整しなければならず、大変な手間がかかります!

エコな月餅のほかに、おからは猫砂にもなります! ふだん糞尿を埋めるために使われる猫砂にはベントナイトが含まれており、採掘時には大気汚染を引き起こし、使用後は分解されにくいものです。一方、おから猫砂はトイレに流して自然分解させることも、堆肥にすることもでき、猫が誤って食べても心配ありません。ただ、おからは非常に傷みやすいため、運搬から脱水までの時間の見極めや、ほかの材料を加える工程は、数え切れないほどの試験を経てようやく成功したのだそうです。

香港で環境ビジネスに取り組むには、時間と資金を注ぎ込むだけでなく、何よりも失敗と試練に耐え抜く意志が必要です。多くの創業者は、壁にぶつかりながら学んできました。エコ製品を見かけたら、値段に驚いて逃げ出す前に、まずその企業の目標と製造過程を真剣に知ってみてください。自分の理念と重なるなら、購入して応援してみてはいかがでしょうか!

ポイント:

  • グリーン企業とは、持続可能な発展(経済発展・社会・環境のバランス)を経営理念の柱とする会社で、製品や生産技術の面で一定の基準を満たしています
  • 香港の中小企業には、おからで月餅や猫砂をつくるなど、おから製品を売り出しているところがあります。その開発過程は複雑で、多くの心血と時間をかけて調整されています
  • 香港で環境関連の事業を営むのは容易ではありません。今度こうしたエコ製品を見かけたら、まず企業の理念と生産過程をじっくり知ってみましょう

ミニチャレンジ:

豆腐や豆卜(ダウボッ、揚げ豆腐)はよく食べても、おからはまだ食べたことがないのでは? 家族と一緒にこの「香煎豆渣餅」(おからの焼き餅)をつくって、おからの食感と味わいを試してみましょう!

材料:おから、青ねぎ、にんじん、卵2個

  1. 布でおからの水分を絞り出し、おからをより乾いた状態にします
  2. 卵を2個割り、にんじんは千切り、青ねぎは小口切りにし、塩少々とともにおからに加えて、材料をよく混ぜ合わせます
  3. 混ぜたものをいくつかの小さな塊に分け、フライパンで両面がきつね色になるまで焼きます